クレーンゲーム景品にハムスター 「命を何だと」vs「金魚すくいと同じ」



 ハムスターをクレーンゲームの景品にして展示していたとして、兵庫県内のゲームセンターにツイッター上などで非難が集まり、店側がゲーム機を撤去するまでになった。ネット上では、「金魚すくいとどう違うのか」などと疑問も出て、論議になっている。

 「思わず目を疑ってしまった」「爆音すごいですよ」「小さな命をなんだと思ってるんだ~」。ツイッター上などでは、2016年末ごろからクレーンゲームの画像が投稿され、17年に入ってからも、こんな声が相次いだ。

■ゲームセンターは謝罪してゲーム機を撤去

 ハムスターを景品にしていたのは、兵庫県太子町内のゲームセンター「ゲームアイビス太子店」だ。ツイッターなどの情報によると、クレーンゲームは1回500円で、たまったピンポン玉をすくって穴に入れると、空のカゴがもらえて、ハムスターが手に入る。ゲーム機の中に、見本としてハムスターが入ったカゴが数個置かれてあった。

 ゲーム機に、注意書きはあり、遊び半分でハムスターを持ち帰ってはいけないとし、飼い方についても触れられていた。また、「生物きゃっちゃ~第三弾」と書かれており、以前から動物などを景品にしていたようだ。

 ネット上で騒ぎになると、ゲームアイビス太子店は1月10日付で、ツイッターに謝罪文を出した。

 そこでは、飼育世話係数人でエサやりなどを毎日行っていたが、動物愛護の観点から指摘を受けたとして、「生き物を一商材として扱うような行為であったと改めて深く反省している」とお詫びしている。すべてのハムスターの里親が決まったとしたうえで、8日時点でゲーム機を撤去したことを明らかにした。

 11日には、大阪・毎日放送などでも報じられ、そのウェブサイト記事によると、ゲーム機は、16年10月ごろから設置され、これまでに104匹が景品に出され、残った3匹は店員が飼育しているという。

「風営法で明確でなく、警察の聴取もない」

 クレーンゲームで動物を景品にすることは、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会の取り扱い要領などで、「動物愛護の精神に反する生物」として禁止されている。しかし、ゲームアイビス太子店は、連合会などに加盟していなかった。

 ただ、ハムスターは、金魚などの魚類と違って、哺乳類として動物愛護法で虐待をしてはいけないことが規定されている。また、クレーンゲームは、風営法の規制対象にもなっている。

 兵庫県動物愛護センター龍野支所では1月13日、J-CASTニュースの取材に対し、ハムスターをゲーム機に入れていたことに問題がないのかという問い合わせが1件あったとし、警察が動いていると聞いていると答えた。

 太子店を運営するアイビスでは、動物を景品にすることについては、風営法では明確な規定がなく、警察に事情を聴かれたこともないと取材に説明した。ハムスターは、店員が飼っていたペットが繁殖したので景品にし、ペットショップでも購入したという。それ以上の詳細については、回答することを控えたいとしている。

 報道を受けて、ネット掲示板などでも話題になっており、賛否が分かれている。

 景品化に反対の声としては、「生き物への虐待だよ」「ストレスが半端なかっただろうな」「実物入れんでも見本写真で十分だったのに」といった書き込みがあった。一方で、理解を示す声の方も多く、「これがダメなら縁日の金魚すくいもアウトだな」「サンプルで置いてるだけじゃん ペットショップと一緒」「直接キャッチするんじゃないからいいだろ」などの意見も出ている。

引用:クレーンゲーム景品にハムスター 「命を何だと」vs「金魚すくいと同じ」

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