【外信コラム】中印紛争地で見た日本製ライフル銃6・5MM



 インド北東部アルナチャルプラデシュ州に取材に出掛けた際、1962年の中印国境紛争で戦死したインド軍人を弔う「タワン戦争記念館」で興味深い展示を見つけた。

 「日本製ライフル銃6・5MM」との説明書きがされた2丁の銃が壁に掛けられていたのだ。インド軍高官によれば、「日本から提供され、紛争時にインド軍が使用していたものだ」という。形状からして、日本軍が第二次大戦中などに使用していた口径6・5ミリの三八式歩兵銃とみられる。

 関係者は「大戦中にチャンドラ・ボース率いるインド国民軍に渡されたのかもしれない」と指摘するが、「提供」ではなく、「インパール作戦中に英統治下のインド軍が回収した可能性もある」と推測する。インド軍高官に聞いても、詳しい入手経路は分からなかったが、いずれにしても日本軍が大戦中に使用していた銃をインド軍が大切に保管していて、対中国戦に利用していたのなら面白い。

 日本の支援を受け、インドの英国からの独立を目指したボースは、日本側の記録では、終戦直後に台湾で事故死したとされるものの、インドではボースは死なず、他国へ渡ったと信じている人もいる。まるで「義経伝説」だが、こちらも結論は出ていない。(岩田智雄)

引用:【外信コラム】中印紛争地で見た日本製ライフル銃6・5MM


コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

PR

このページの先頭へ

×