香港返還20年 習主席「権力への挑戦は絶対に認めない」独立派へ威圧も



 【香港=河崎真澄】香港の主権を英国が中国に返還して20年を迎えた1日、香港島の国際会議場で中国の習近平国家主席が出席し、記念式典が行われた。その後、3月の選挙で香港の行政長官に当選した林鄭月娥氏の就任式も行われた。

 就任式の席で演説した習氏は、香港の高度な自治を保障した「一国二制度」について「世界が認める成功を収めた」と述べた。その上で習氏は、「『一国』がその基本であり、中央権力への挑戦は絶対に認めない」と強調。「国家主権安全のための制度を香港が整える必要がある」とも述べた。

 香港の若者らに台頭している「独立論」を牽制(けんせい)するとともに、香港の憲法に当たる「基本法」23条に基づき反乱扇動などを禁じる「治安維持条例」の早期制定を林鄭氏の政権に要求した形だ。ただ、この条例をめぐっては、2003年に初代長官の董建華氏が制定に動いたところ、言論や集会の自由がはく奪されるとした世論の激しい反発を招いて断念。董氏は辞任に追い込まれた経緯がある。

 香港では14年秋に大規模民主化デモ「雨傘運動」が起き、若者の間に中国離れと「香港独立」の主張が出現した。「治安維持条例」は独立派などを一掃する狙いがある。

 一方、民主派や独立派の団体などは1日午後、毎年恒例の抗議デモを10万人規模で計画している。ノーベル平和賞受賞者の中国民主活動家、劉暁波氏の即時解放などを訴える見通しだ。

引用:香港返還20年 習主席「権力への挑戦は絶対に認めない」独立派へ威圧も


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